とてもスムーズで円満に遺産相続協議を終わらせることのできる家族もあれば、相続人同士が多めになってしまうようなケースもあります。
こればかりは実際に相続問題が発生してみなければ、どのように解決するのかというのは判断しづらいものとなっており、また遺言書の有無などによっても、その後の分割協議においてのトラブルのリスクも変わってくるでしょう。

もちろん、相続人の1人1人が円満な解決ができるように取り組むのは大切ですが、それでもしっかりと協議を行うことができず、暴力沙汰になってしまうようなこともあります。
ドラマなどでは刑事事件に発展してしまうこともありますが、これはドラマの中だからといって特別なわけではなく、実際にこのような問題が発生してしまうケースも珍しくありません。
例えば相続問題において暴力沙汰になってしまった場合には、まず暴力を振るう人間を宥めて冷静な話し合いができるようにすることが大切なのですが、ひどい怪我を負わせたなどの場合には暴力を振った側が相続の欠格に該当するケースもありますので、税理士の先生や弁護士の先生に相談すると良いでしょう。

なんとか自分たちだけで円満な解決をしようと試みても暴力を振るう人間というのは簡単に自分の感情を抑えることができませんので、更に暴力を振るう可能性もあります。
相続問題で、このようなトラブルになってしまうというのはあくまでも自分自身の欲そのものが強く出てしまうために理性や感情が抑えられなくなり手を出してしまうといったケースがほとんどですので、冷静な話し合いは難しいといえるのかもしれません。

相続の欠格ならば、その後の協議に参加させる必要はない

専門家に相談してみた結果、相続の欠格となるケースでは、他の相続人が手続きを行うことにより、暴力を振るった人物を相続協議から外すことができます。
前述のとおり相続の欠格という扱いになりますので、その相続協議には参加させる必要がなく、もちろん分与分などについても一切分ける必要はありません。
しかし欠格にならなかった場合には今後冷静な話し合いをするために税理士さんなどを間に立てて話し合いを進めていくのがベストな方法だと言えます。

冷静に専門家の立場からどれだけの遺産分割を行えばよいのかについてもアドバイスしてもらうことで、自分の欲を強く出し感情任せに暴力を振るったりすることができなくなるのでとても有効な手段といえるでしょう。

マイナスがあるケースでは全員が協力して、限定承認をしても良い。

相続問題が暴力沙汰になってしまう理由の一つに被相続人の残した借金がある場合もあります。
そうなると、プラスの財産のみは自分が受け取ってマイナスの財産は知らないなどと言って、その要望が通らなければ暴力を振るうような人もいるのですが、このようなケースでは他の相続人が協力し合いながら、限定承認を行うことができるように話を持っていくのも一つの方法です。
限定承認というのは相続人の全員が同意しなければならないのですが、プラスもマイナスも全て同じように引き受けることになるためプラスだけではなく必ずマイナスについても相続しなければなりません。

そうすれば誰か1人だけがプラスとなる財産引き受けて他の相続人が損をしてしまうようなことがありませんから、こちらも有効な手段だといえるでしょう。
もちろんこの辺りに関しても専門家に相談しながら進めていくのが1番ですが、いくつかのパターンを考えながらこれ以上ひどい暴力沙汰などにならないように他の相続人同士が冷静に話し合いを行い、ベストな答えを見つけるようにしましょう。